突然訪れる

やぁ

絶望は　突然訪れた。

今日もいつも通りに朝起きて会社に向かっていた。すると充電して100％になっていたAiphoneが突然ブラックアウトした。原因はわからないが、電源が落ちたのは間違いない。

充電器を指してみると充電が空のマークがでてきた。まぁバッテリーの劣化かな？程度にしか思ってなかったが。出社してから三時間。気づいたら12時をまわっていた。

しかしずっと充電してる端末はまるで復活しない様子。一回コードを抜いたりしたが抜いた瞬間またコードを刺せと催促される。まるで底に穴が開いてるバケツに水をずっと入れてるかのような。そんな虚無感に襲われた。

さらに時間は経ち、退社時間。結局Aiphoneは復活しないままだった。ずっと充電していたが、充電していないような反応だった。

「そっか、もうお前ともお別れか」

私は物をかなり大事にするタイプで、長年使ってるものだとその物に対してかなり感情移入してしまう。今回のAiphoneももう6年は使ってるから、正直悲しかった。色んな景色をこいつと見てきた。思い出が宙を舞うような感覚で悲しさがあふれてきた。

しょうがない。どんな物であれ、どんな者であれ、寿命は訪れる。この突然訪れるものは希望なのか、絶望なのか。それは判別しがたいものだが、避けては通れない道である。

そんな一寸の灯だが、大事にしよう。

私は改めてそう思った。